杉浦充(充総合計画一級建築士事務所)の作品01 回遊動線をもつ2世帯住宅|FOLD

等級3の耐震性能に制震工法を付加した完全分離型2世帯住宅です。
東側の道路を挟んだお向かいには周囲環境とは無関係に開口部が開けられた建売郡が対峙し、隣地には特徴的な配色がなされた比較的高さのある建物が迫っていました。
良好な景観は周囲に望めないために、コートハウス形式によりプライバシーを確保しながらも採光や通風を充分に得られるように計画しました。
道路側外観は町並みに配慮して高さを抑えたボリュームとし、傾斜壁がクライアントの地域への関わりを表すとともに、町並みとして住まい手の愛着を促します。
回遊性のある動線や用途ごとの床レベルの変化が空間に多様な展開を与え、天井高の操作によるメリハリと自然素材とが相まって、気持ちのよい生活空間と住みやすい生活動線を提供しています。

構造・規模 木造2階建(小屋裏あり) / 延床面積 191.23m2 (57.84坪) / 建設地 東京都立川市