引用元:朝日新聞デジタル

ZEHは「ゼッチ」と呼びます。ネット・ゼロエネルギー・ハウスのことを指します。
引用させてもらった朝日新聞デジタルの図には「一次エネルギー消費量」とありましたが、これはあいまいで誤解を招く表現です。
正確には、基準一次エネルギー消費量といい、2013年の1世帯当たりの平均消費量を指しています。
国を本格的に取り組むことになったのは小泉総理時代の京都議定書からです。世界に約束したにもかかわらず、CO2排出がどんどん増えていきました。どうしたら歯止めがきくか、本腰を入れ、向こう数10年のCO2削減のためのロードマップを作製したのが、2013年。そのときの消費量が基準にしているのです。
国としては、まず2013年より消費量を少なくしてください。できれば、自分ちで使う分は自分の家や土地でつくってください。
それがZEHの考え方です。
雨は天の恵み、と古来より、自宅や共同で井戸を掘る文化があったように、今度は太陽からも恵みを受けようよ、ということです。
建設費は上がる方向なので、支援事業として各行政機関にて補助金制度が用意されています。

今、ハウスメーカーは、それが標準設計であるかのようにZEHを提案してきます。
補助金が出る、余ったら電気は売ればいい、などと営業の人がいろいろ言って建築費を上げる方向にもっていきます。鵜呑みにしていいでしょうか?