我々は温度計が示す気温よりも暑さを感じるときもあれば、肌寒さを感じる事もあります。
人はその場の実際の温度のほかに、かなり多くの環境要素による影響を受けて涼しさや暖かさを体感していますが、これが体感温度になります。
体感温度は湿度のみならず風速にも影響されます。
風が強かったり、汗が蒸発する事で皮膚面の熱が奪われたりする事でも下がります。
これらの、湿度,風速,日照量といった環境条件の他に、服装・代謝量・年齢・性別
・健康状態等の影響も受けるので、千差万別の感覚的な指標だと言えるでしょう。
学者達はこのような多くの要素を加味した様々な体感温度の計算式を考えましたが、
なかにはこんな複雑な式も!

室内においては、風の影響や日射の影響はそれほど受けないと捉えると、
体感温度に大きな影響を及ぼす要素は下表の3つに絞られます。

この3つの要素のなかでは低い割合であり、温度によって感覚の差が大きく変わる-注1「湿度」については考慮しない事とすれば以下の簡易式が示されます。
(注1:低温の場合は高温の場合ほど湿度が体感温度に与える影響は大きくない)
体感温度=(温度+表面温度)÷2
※ 温度は温度計で表示される一般的な温度
※ 表面温度は「室内の床・壁・天井」の表面温度の平均値

次回は体感温度に一番影響を及ぼしている、輻射(表面温度)について語りたいと思います。


工藤夕佳
白崎泰弘
杉浦 充
村上有紀